スーパーカブ110 モーターバイクカスタム

韓国のバイク雑誌から85

最近 話題になっている ホンダ スーパーカブ110の 熱い熱気を受けて 本誌でも カスタムカブを作った。カブ本来のデザインのクラシックさを生かして、個人的な趣向を反映して 仕上げた。

カスタムの基本コンセプトは このバイクのオーナーの趣向を考慮しつつ 女性ライダーが乗った時 最も美しいカブだったら良いな という考えで飾ることになった。新型 ホンダ スーパーカブ
新たに追加された 深緑の 魅力を活かす為に それと対比される 赤色をポイントとした。カスタムペイントを行って より一層 クラシックなイメージで飾ってみたい欲望もあったが、純正カラーの品質が 相当に良いと見なせ 惜しいので 塗色は そのままとした。

望むままに
最も最初に行った作業は、カブから リヤキャリアとフロントキャリアを 取り外すことだった。リヤを なんとなく寂しいままに出来ないので、小さいキャリアを探していたら フロントキャリアが ちょうど望んだサイズであった。ブラケットの製作で 有名なテゲ路のソウルモータースに依頼して 純正の荷台と同じ方法で 装着が出来るように改造した。
その次に 進行したのは ワイヤースポークホイールである。2018年式 韓国仕様のスーパーカブは 全世界で唯一 の チューブレス キャストホイールにディスクブレーキを装着する。他国のホンダのモデル用のスポークホイールを カブに合うように改造した品を買って装着した。スポークホイールの装着で 雰囲気が 大きく変わった。そして、サスペンションを 2017年式 スーパーカブ純正品に交換した。2018年式は 重い貨物を考慮して プリロードが高く設定された ショックが基本に装着されるので、軽い女性ライダーが 乗ることになれば ショック自体が動かぬ為に 2017年式に交換した訳である。カバーに覆われたデザインも クラシックなカブには 一層よく似合う。
シートは 1,5人乗りのミディアムシートを 固定ブラケットを新たに作り 少し前側に移して、外皮を赤色の人工皮革でカスタムシートを作成した。単調さを避ける為に 縦線エンボスを入れてクラシックな感じを強調した。シート中間の革ベルトは男性用の人工皮革のベルトを利用してシートの固定とドレスアップを目的にしたもので 余ったハギレは フロントキャリアの場所に固定して 持ち手のように飾った。
その他にも 装飾的な要素で 日本仕様のロゴマークハルシオンのライセンスプレートにハルシオンのバーエンドミラーを装着した。ハルシオンのバーエンドミラーは SYM ウルフ300CRとモトグッチV7にも適用されたパーツで 高い品質で バイクの完成度を 一層高めてくれた。
その他にも 旧型ベンリー100の純正ウィンカーに交換して、エンジン ベッドカバーの光沢加工など ディテールを高めた。そして より一層の安定的な走行性能の為にタイヤを ピレリー エンジェルCTに交換した。

カスタムの楽しみ
事実 全体的に 大したカスタムとは言えない。純正の枠の中で 法的問題が無いドレスアップ中心の カスタムであって大部分が 直接 部品の交換程度の易い作業であった。
しかしながら、ひとつひとつ 飾ってゆく過程で 大きな楽しみを感じた。何よりも安価な車両価格も負担が無く、各種のパーツ価格も低廉で 誰でも やってみることが出来る。他人とは違う 私だけのバイクを持ちたいという事が 必ずしも難しく 沢山の金をかけなければならない訳ではない事を スーパーカブを通じて 今一度 悟った時間であった。

韓国のバイク雑誌 2018年9月号より抜粋




イメージ 1

イメージ 2