韓国のバイク雑誌から15

キャオンイと ガンダムの 童話みたいな話 KAWASAKI ZX-6R by VIVID DESIGN ／ 2007年7月の ある日、夢に見た 素敵な バイクを 購入する事に なりました。そのうえ 初めて 新車を 買うので とても ワクワクしました。以前に 乗っていた バイクは カワサキ 636でした。運よく このコを 包装していた 箱から 開封される事も 見る事が 出来ました。鉄材と 木で 出来た 箱に 閉じ込められている このコが 少しずつ 現れ、可愛い 目つきに 丸い アッパーカウルが 出て来たんですよ。バイク 中古 人生 3年。初めて 巨金を 払い 買う 新車でもあり 一層 意味深かったです。箱を 除去するや バイクの 首筋を しっかり 引き抱いて このコの
可愛い目（ライト）に チューを してやりました。そして 囁いてやりました。「お前は 初めから 死ぬ時まで 平生 私の もの！我等 永く永く 楽しく 安全しよう 共に 幸福しよう！」と 言うてやりました。真っ黒の バイクだから 黒 と名付けました。

そして 1年に 2万キロを 乗る程で 寝る時 働く時 ご飯を食べる時を 除けて ほとんど 負われて 通いました。2年の間 約38000キロを 乗りました。スポーツバイクとしては 物凄い 数値でしょ。このコに 乗って 一度も 事故が 無かったです。元来 一年に 一度程度は 年中行事で 軽くても 事故が あったので、このコとは 気が合うと 感じる事が 出来ました。愛すれば 似るとでも 言うのでしょうか？ このコと 私が 似たという 声も 沢山 聞きました。可愛い 外形と 違い ZX-6Rは ミドル級の 中でも 最高の 出力と 重さを 誇るのです。高回転型 エンジンを 持っており レッドゾーンが 2万rpmまで 有るんですよ。あ、女子が 何故
レプリカ（スーパースポーツ）に 乗るのかですって？高等学生時代 自転車で 登下校をする 陸橋の 上で、ある日 夕日が 沈む姿を 見ていると、レザースーツを 着た 長い髪の 女性ライダーが スポーツバイクに 乗って 通り過ぎたのですよ。その時の 運命的たる 引き と 感動は 今の 私を 有らさせました。

再び 私に 戻って来た このコ ／ このコを 2年程 乗ったぐらいで 個人的な 事情で 売らねば なりませんでした。私の 人生を 最も 幸福に してくれて、つねに 笑わせてくれた このコを 送らねばならず 心が 善くなかったですが、ちょうど 黒 を 可愛がって下さっていた 同好会の 方が 一週間後に 入養して行かれました。
入養して 行かれた カップルが とても 可愛がって よく 乗っておられ 私が 黒 に 会いたいと 言えば、ショップに 遊びに来て 私に 見せて下さる程に 情に 厚い 方達でした。
そして ほとんど 1年が 過ぎた 2010年 6月でしょうか。再び バイクに 乗りたくて バイクを 買う事に なりました。最新 モデルも 見ましたが、以前の モデルに もう一度乗りたくなりました。 その時の ワクワクと 楽しみを 感じたかったです。黒 が 一週間 連続して 夢に 出て来たんですよ。同じ 年式の ZX-6Rを 再び 買いたくて 国内は もちろん 日本と 米国まで 調べましたが、新車在庫が 無いという 事なんですよ。
偶然なのか 必然なのか 入養なさった 方が 個人的な 事由で 黒 を 私に 売って下さる事に！
売った 車両を 再び 買って 乗る人が いかほど 居るでしょうか？ 私は 本当に とてもとても 感謝して 喜びました。黒 も 私程に 喜んでいると 感じました。夢にも 出て来たので 私に 会いたかったのでしょう。再び 首筋を 引き抱いて ライトに チューしながら 囁きました。『ごめんなさい。愛して 我等 再び 幸福しよう。始めから 終わりまで 平生 私のだとする約束を 守るから。今 再びは 別れないよ。』

私は 持ち主の せいにする訳で ありませんが、他の人が 扱ったので あちこち 修理しなければならない所も 多かったです。とくに カウルが めちゃくちゃで 新たに 塗装しなければならない 状況でした。平素 好んでいた OGK アバンド ガンダム カスタム 限定版を モチーフに して 見れば どうかと 考えました。ヘルメットと バイク、セットで 塗りたかったです。漫画 ガンダムに 出て来る モビルスーツの如く 私を 守ってくれる このコだから。
ヘルメットの デカールだけを 見て、バイク全体の 表面を デザインすることは 易い事では ありません。依頼した 業体は《ビビッド デザイン》。側面の 赤い ユニコーンの 大きさと 位置を 捕らえるのが 最も 難しいかったのですって。そして 図案が 有る訳で無く ヘルメット ひとつだけを 置いて デザインを 創作しなければならなかった事が 時間が かかった 原因でも あったそうです。しかしながら 憂慮した事と 違い、より 可愛く 素敵になり 驚きが 伴いました。今では 黒 ではなく ガンダムちゃん と 呼ばねば ならないかも？安全に 楽しく 幸福に ライディングが 出来そうです。この頃は 世の中に ひとつだけの カワサキ ガンダム ZX-6Rと 幸せに
通っています。私が 勤務する ショップに 一日中 停め置いている為 この辺では 有名な バイクになりも しました。来る お客様も カメラを 取り出すのが 忙しいです。修理する所が 多い ガンダムちゃんを 健康で 素敵に 直してくれた 愛する 〇〇氏に ありがとうございます。素敵に 塗装して 下さった ビビッド デザインの 方達に ありがとうございます。

scooter nstyle誌 2010年10月号より 抜粋。

※ファースト世代 激震！ガンダム ファンを 直撃！ 海外で 女性で、こんな バイク乗りが 居るなんて！！！ 愛車で お台場の ガンダムを 見に来て欲しいですね！

『連邦軍の 白い奴』そっかぁ 韓国に 居るんだ～！

タイトルの キャオンイとは どうやら この女性が 勤務する ショップの キャラクターの 猫の 名前らしいです。詳しい事は 解って おりません。