モーターサイクルダイアリーズ

            其の他のお話13
みなさん あけましておめでとうございます。本年も よろしくお願いします。


フィデル カストロと共にキューバ革命を起こした チェ ゲバラの著作である モーターサイクル ダイアリーズを元日の今日 一気読みしてしまいましたよ。
ポデローサ2号と名付けた ノートン500ccで 友人であるアルベルトと南米の旅に出た二人は 各地のハンセン病の療養所などを巡りながら また現地の人々の暮らしを見ながら 革命の必要性を持つ考えになっていった。
本書を お読みになれば 分かることだけれど、途中でポデローサ2号は動かなくなってしまい ヒッチハイクや船 そしてイカダなどで旅を続けることのだ。
当時 医学生であったゲバラは、この著作に こんなことを書いてあるのが 私の印象に残った。
『貧しい家庭では、生計を立てられなくなった家族の一員は、どうにかごまかしてはいるものの辛辣な空気に包まれて暮らさねばならない、ということなのだ。その時父親は父親でなくなり、母親は母親でなくなり、兄弟は兄弟でなくなり、生きるための戦いにおける負の要素に変わってしまう。だから健康な人びとからは憎しみの対象とされ、病気はまるでその人の面倒を見なければならない者たちに対する侮辱であるかのように取られるのだ。』
これは全く現在の日本でも言えることで、やはり家族の皆が健康であることが 幸せなのだと思わさせられる文章だった。
当方は 中南米に関する知識は乏しいが、若者の旅行記として 楽しめる内容だと思います。



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