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韓国のバイク雑誌から68
HONDA SUPERCUB

商用モーターサイクルは 燃費が良く、便利で、乗りやすい事を意味する。この様な長所を等しく備えた 似たようなモデルが目につくのは当然である。大衆的な選り好みを反映した価値あるモデルのベンチマークと大量生産は市場の当然な道理である。この様な市場性を基礎とした元祖のスーパーカブは 再び目を向ける価値が充分だ。

ありふれた事には理由がある。飽きることを飛び越えて価値を備えていたり、必要性が高いということだ。こんな意味から ホンダ スーパーカブは『ありふれた』モデルである。スーパーカブ自体が韓国内でありふれているのではない。しかし、似たモデルは簡単に目につく。別名を『配達オートバイ』という。デリムのシティ シリーズは モーターサイクルに関心の無い人でも一目でわかる程だ。
スーパーカブの歴史は1958年まで遡る。最初にスーパーカブC100というモデルが開発された。このモデルは空冷4ストロークエンジンにアンダーボーンフレーム、プラスチックのレッグシールド、遠心クラッチ等 現在のモデルと似た形態だ。約50年前にも拘らず 大きな変化が無い。効果的な形態で 変化の必要性が無い 基本に忠実なモデルであるという意味だ。
この様な事実を立証するがごとく 市場に出るやスーパーカブは世界的に高い販売を記録した。卓越したマーケティングの効果だとしても 商品性が低ければ 粘り強く販売を続けていることは難しい。ステディーセラーを守っているのは 数多くの人の心を掴んでいるからだ。その為に 現在のホンダの基盤と見ても間違い無い程に スーパーカブは孝行モデルとしての力強い役割を果たしている。

単純な機械構成の完成美は最高水準
偏見を捨てれば 意味がある年輪を重ねているスーパーカブの真面目さを発見出来る。はじめに 前から眺めて見れば、四角形のヘッドライトに隠された可愛さが伺える。中央に四角形のヘッドライトと両サイドに大きなウィンカーは 優しく善良な人相だ。アンダーボーンフレームは 古さを感じる。メインフレームと重いエンジンを車体の下に装着する アンダーボーンの特性上重心は低い。したがって 軽く感じられる車体は 走行が とても安定的だ。重ねてレプリカのように脚の間に位置するタンクの形状に違いを認識する必要も無く、スクーターみたいにフロアパネルに多少の虚空な感じを受ける必要も無い。広いレッグシールドの後ろで走行風の干渉無く走るだけでよい。
計器板は単純明瞭である。速度計、燃料計、積算計で構成して 必ず必要な情報のみ集めた。アナログ式の速度計の下に4段ギアの数字が表示される。速度によって ギア変速の基準とする目安ぐらいに思えばいい。クラッチレバーの操作無くてもギア変速が可能な自動遠心クラッチは運行も簡便である。変速機は4段ロータリー方式で1段から4段が循環する構造である。よって4段から中立であるニュートラルを経て1段に変える。 続く

※約1年前に ホンダが韓国の市場にスーパーカブを投入するという記事を訳して書きました。それからというもの『スーパーカブ 韓国 キャストホイール』の検索ワードが 増えており、訪問者の皆さんの 韓国仕様スーパーカブに対する関心の高さを うかがい知りました。また 韓国から ホンダ純正のキャストホイールの輸入を試みたりもして リスクを背負いながらも 楽しめたりもしているのは ひとえに読者の皆さんのおかげです。この度の記事は この項目である『韓国のバイク雑誌より』に初登場のRIDE MAGAZINE誌です。続きは また そのうちに…。^_-☆
RIDEMAGAZINE誌2014年12月号より